弁護士業務

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残業代バブルは生じるのか?(1)

帯広では、地元の弁護士有志が労働基準監督署と連携して、個別労働紛争について弁護士への無料相談を案内してもらう枠組みを作っている。 ただ、今までのところ、その相談実績はなかなか少ない実情ではある。 何故なのか考えているのである...
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アディーレショック

優良誤認表示の広告の問題で、東京弁護士会は、弁護士法人アディーレ法律事務所に対して業務停止2月の懲戒処分を言い渡した。弁護士倫理を維持しながら事業の拡大を図るという方向に進んで行くことはできなかったのだろうかと、改めて残念に思っている。 ...
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平成29年司法試験の結果について

今年の司法試験の結果の発表が、平成29年9月12日にあった。 そこで、昨年までのデータに継ぎ足して今年もグラフを作ることにして、若干の感想を述べてみることとしたい。 受験者数と合格者数 受験者数は昨年より932人も減少...
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クレサラ問題リターンズ

過去には、クレサラ問題で大変な時代もあったわけで、昔の記事でも次のように書いたことがあった ((「行政活動とのかかわり(4)貸金業関係連絡会」/。 貸金業法の改正は社会に劇的な変化をもたらしました。これは、大変な苦労をしながら消費者問題に取...
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弁護士に 死ねというのか 法テラス(国選弁護報酬算定における具体的問題点の考察)

裁判員事件が釧路で行われる場合、概ね、9時半ころに開廷し、17時ころに終了する、というスケジュールで、連日開廷される。 ところで、開廷が9時半の場合、帯広から始発の汽車に乗っても間に合わない ((平成29年4月1日現在、帯広...
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日弁連総会の投票方法に関するメモ

日本弁護士連合会の総会は、予算や会則を議決する権限を有する重要な機関である(日本弁護士連合会会則34条)。 ただ、そもそも出席しない会員が圧倒的多数であるし、委任状だけ出して出席しない会員も多数であることから、どのような手続により議事を行...
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日弁連臨時総会を終えて

臨時総会の結果 平成29年3月3日、日弁連の臨時総会がありましたので、弁護士会館に行ってきました。 結論からいえば、提出された議案(預かり金口座規制・依頼者見舞金・少年、刑事の特別会費減額・法律援助基金の特別会費減額・会長選挙・処置...
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依頼者見舞金に反対する意見

平成29年3月3日に日弁連の臨時総会が行われましたので、多少の準備をして、依頼者見舞金制度に反対する意見を述べてきました。 次のような内容です。 釧路弁護士会の岩田圭只です。 反対の意見を持つ当会の少数派会員を代理する...
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自然災害支援と弁護士

近年、弁護士による災害支援の重要性が語られるようになり、例えば、東日本大震災の際も、少なからぬ弁護士が震災後の現地に赴いて法律相談を行っていました。 ただ、私はその件に関しては何もしていないので、これまで少々引っかかっていたところです...
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青本と赤い本

交通事故の損害賠償に関しては、具体的にどのような損害に対していくら賠償するかということが法律にそのまま書かれているわけではありませんから、個別的な検討が必要です。 特に、人身に関わる事案であれば、慰謝料といった目に見えない損害費目もあって...
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