司法制度

政策目標を達成してない法科大学院制度

令和2年の司法試験合格者数は1450人であった。 この数字の何が衝撃だったかというと、まだ法科大学院(以下「ロー」という。)の卒業生が出ておらず、旧司法試験をやっていたころの平成16年(2004年)の合格者数1483人を下回ったことであ...
司法制度

司法制度改革20年の呪い

司法制度改革審議会の意見書が出されて20年が経過したということで、朝日新聞が社説を掲載しているのを見かけた。 昨今の朝日新聞社も本業が貸しビル業になってしまって、副業の新聞をマトモに書く力は残ってないのか、実にバカバカしい社説である。何...
弁護士業務

会長落第記(6)

さて、ここまで色々と述べてきたところであるが、総本山の活動は実に多彩で、知るほどに驚かされる。その中には、他の団体では成し得ない性質の活動も少なくないが、それは人権擁護を基軸として活動しているということの結果である。 かつては三百代言など...
弁護士業務

会長落第記(5)

法曹人口の検証 法曹養成のことについては前の記事で多少述べたが、法曹人口をどうするかという問題も広い意味では法曹養成の問題に含まれてくるテーマでもある。 法曹人口の問題について検証するということは、会長選のときの公約に掲げられていた。実際...
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会長落第記(4)

法曹養成制度 法曹養成制度改革実現本部というのが理事会内の本部として存在している。理事会内本部であるから理事会でのご説明をしていただく機会があるのだが、2020年度は、未修者対策という点に関する議論状況の報告が多かった。 未修者の問...
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会長落第記(3)

新型コロナ法テラス特措法をめぐる騒動で思ったことというのは、具体的にいうと、次のようなことであった。 法テラス政策の問題 総本山の主流派は一貫して法テラスの組織的拡大ということに対しては相当熱心である。もちろん、法律扶助制度が発展し...
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会長落第記(2)

降って湧いてきたコロナ禍 2020年4月に入り、我らの総本山は新会長の下での体制が発足した。しかし、ご承知のとおり、緊急事態宣言が発出されて社会的な活動がことごとく止まった状況でのスタートということになってしまった。これは誠にお気の毒であ...
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会長落第記(1)

はじめに 無事に2020年度のお務めを終えることになった。まずは、会務の運営にご理解をいただいた多くの方々にお礼を申し上げなければならない。 折角の機会なので感想めいたものをまとめておこうとは思っていたが、どうにも気が抜けてしまった。...
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地方創生とSDGsと日弁連

内閣府の設置した「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」に日弁連は加入することにした、そういうことだから各地の弁護士会も加入を検討してくれ、というような総本山からのお達しがあった。 そういわれてもなあ…ということで、この件につい...
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伸び悩む代理援助と法テラスの苦悩

自称「司法制度改革の三本柱」のひとつである法テラスであるが、その「柱」の中心となるのは民事事件における法律扶助、とりわけその中でも代理援助事件の取扱いである。 代理援助事件がどの程度の規模で実施されているかということについては、件数及び立...
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