城跡と裁判所(36)福岡高等裁判所・後編

引き続き、今の裁判所に向かって城跡を歩いていきます。

天守台を登っていきます。

天守台は意外に高さがあるので、市街地を見渡すことができます。真ん中やや右側にとがって見えるのはドーム球場の屋根ですかね。

天守台から降りてさらに下り、神社の境内を通り抜けて向こう側に出て国道沿いを少し歩くと、今の裁判所にたどり着きます。

高裁、地裁、家裁、簡裁と全部まとめたのは全国で初めてということだそうで、大変立派な庁舎でした。

こちらは検察庁。

いや~、これはすごい立派な弁護士会の箱を作っておられるなあ(維持が大変そうだな)と関心しきりでした。

さて、ここまでくると、「裁判所、検察庁、そして弁護士会と一緒に移すほどの土地が良くもまあこんな福岡の一等地にあったもんだ」という疑問が当然湧いてきます。

ただ、その疑問を解き明かすヒントということなのか、下駄履いてチャンバラやってる学生の像が周辺に立ってました。旧制福岡高等学校→九州大学教養部として使用されていた場所のようです。そういえば、元寇の防塁を見に行く途中で今の九大のクソどでかい校地(伊都キャンパス)を見かけましたが、ここの土地を売っ払って移転資金にしたわけか、ということで色々と合点がいったのでした。

なお、尋ねた当時にはチェックしてませんでしたが、九大があった名残なのか、検察庁の隣の建物にはロースクールが設置されています(上の検察庁の写真の左端に写っています)。

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