福岡の裁判所は福岡城跡に位置していたわけですが、誠に無念なことに、ようやく福岡に行く機会を得たときには既に裁判所は移転してしまっておりました。
裁判所の跡地で待ち構えていたのは閑古鳥…ではなくてアオサギですかね。
裁判所の建物はもうないので、とりあえず城跡の中に入っていきます。
城跡の中に入っていくと広々とした公園になっています。ここはかつての平和台球場の跡地だったところです。
ホークスが福岡に移転した直後の何年かホームグラウンドとして使っていたので、このあたりでバナザード選手が暴れたりしてたんだろうかなどと思って歩いてましたが、そのころのホークスの弱さといったらなかなかのものでしたね。何なら西鉄時代の残党のライオンズファンの方が多いんじゃないか…と思った記憶がよみがえってきました。
1948年、第3回国体会場として誕生した運動場は、強く平和を祈る気持ちから「福岡平和台総合運動場」と命名され…
ということで、お堀沿いに設置されたモニュメントには、平和台の名前の由来について記されています。開設時期を考えるとその由来には想像が付くとはいえ、流通の力で世界平和を実現するなどと言っていた中内功の球団がそのような由来の球場に移ったことには、妙な符合を感じるところではありました。
さて、これでは今の裁判所がどうなっているか分かりませんので、記事の目的が達成できません。そこで、ここから城跡を通り抜けて現裁判所まで歩いていくことにします。(つづく)