根室ひまわり基金法律事務所引継式

平成28年4月23日、根室ひまわり基金法律事務所の引継祝賀会が行われましたので、根室に行って参加してきました1

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既に桜の開花のニュースも聞こえ終わりつつある時期ですが、裁判所の前の千島桜はまだ咲く気配がありません。かつて初代所長の柴田岳彦先生が「桜前線終着駅」という歌をカラオケで熱唱していたことが思い出されます。

さて、根室の公設事務所は平成15年に開設されて以来、現所長で6代目になります。

初代から4代目までの所長はいずれも第二東京弁護士会からの登録換えにより赴任していますが、5代目以降は札幌からの登録換えで、所長の給源にも変化がありました。そんな事情もあって、今回の引継祝賀会も主に道内から多数の弁護士が集まり、120人を超える参加者がありました。道内の弁護士は950人余りですから大変な割合です。

釧路弁護士会の管内の公設事務所には所長が定着した所もありますが2、根室に関しては、人口規模や経済情勢などの事情を考えるとなかなか定着が厳しい場所ではあります。昨今では、中標津3に4人弁護士がいて、また、根室でも公設事務所の他に弁護士が1名開業しましたので、かつてとは情勢も変わっています。

それでも、根室の人に聞いてみるとひまわりの先生にお世話になったという話も普通に出てきたりしますので、これまで当地で公設事務所が果たしてきた役割を実感します。

新所長及びこの地域の他の先生方は、この地域で仕事をするのは本当に大変なことだと思うのですが、今後も大いに活躍されることを祈念しています。


  1. 根室ひまわり基金法律事務所の概要等については、日弁連のウェブサイト内に詳しく紹介されているので参照されたい。 

  2. 具体的には、網走、北見、中標津の各公設事務所である。 

  3. 中標津町は道東地区の経済的な中心地の一つであるが、地家裁支部どころか簡裁もない。 

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