司法制度

弁護士業務

行政活動とのかかわり(8)まとめ

昨今の弁護士業界を取り巻く環境についての認識は様々ですが、中には極めてアヴァンギャルドな意見を目にすることもあります ((「ロースクールと法曹の未来を創る会」設立趣旨・活動方針))。 弁護士業界の困難は、多くの中小企業の経営や国民生活が困難...
弁護士業務

司法書士の代理権に関する最高裁平成28年6月27日判決の衝撃

近年は、司法書士に簡裁代理権が付与されたことを背景に、債務整理の分野にも司法書士が進出して、過払金を交渉して取り返すということも見られるようになりました ((なお、本文中の「司法書士」は、司法書士法3条2項に定めるところのいわゆる認定司...
司法制度

城跡と裁判所(19)那覇地方裁判所名護支部

沖縄本島には那覇地方裁判所本庁のほか、沖縄市と名護市に地裁支部があります。ここ名護支部は沖縄本島の北側と離島を管轄する裁判所です。 その管轄地域の面積では本島の3分の2程度を占めていますが、管轄人口は12万人強で本島全体の10分の1くら...
司法制度

城跡と裁判所(18)那覇地方裁判所・福岡高等裁判所那覇支部

沖縄県の中心都市である那覇市は人口32万を超え、人口規模で例えれば埼玉県の越谷市と概ね同じくらいということになります(比較の必然性は全くありませんが、昔、越谷在住の高校の国語科の先生がそのような例えをしていたというだけです。)。 那覇市...
弁護士業務

行政活動とのかかわり(2)児童相談所

児童相談所に弁護士を配置する方針を厚生労働省が固めたということのようで、先日の日弁連の臨時総会で最後に挨拶した会長がそのようなアピールをしていました。 これに対して、私の後ろの方から何かヤジを飛ばした人がいたみたいなんですが、確かに、日弁連...
弁護士業務

弁護士法人の実像・釧路編

平成28年4月1日現在、私の所属している釧路弁護士会は、78名の自然人会員の他、12の弁護士法人会員により構成されております。 さて、本稿はそのうち弁護士法人についての話題ということになるのですが ((既に、東京弁護士会の会報・LIB...
弁護士業務

司法制度改革と「法の支配」

司法制度改革が進み出して以来、「社会の隅々まで法の支配を」というスローガンを良く聞くようになりました。 この言い回しは、現在に至るまで、各種の声明や宣言、あるいは個々の弁護士の意見の主張においてまで、様々なところで耳にします ((早速その...
弁護士業務

対話篇・法曹の質劣化論

(以下は法曹養成問題について語る弁護士の架空の対話である。) 「法曹の質が劣化している、という意見があるね。」 「まあ、『劣化』というのは宜しくないと思うのだが、それについては東大の太田勝造教授だったかな、実証的研究を既にやっていたと思...
弁護士業務

対話篇・弁護士食えない論

(以下は法曹養成問題について語る弁護士の架空の対話である。) 「総本山から弁護士収入アンケートが来ていたようだな?」 「ああ、それならアンケートが届く前から書いて出せと総本山から怪文書が送られて来たから渋々書いたが、自分のデータ...
弁護士業務

日弁連臨時総会を終えて

平成28年3月11日午後2時より、弁護士会館にて日本弁護士連合会臨時総会が開催されました。議題としては、司法試験の合格者数の問題、司法試験予備試験のあり方に関する問題、そして司法修習生への経済的支援に関する問題、といったものです。詳しくは過...
タイトルとURLをコピーしました